一番の消耗品といっても過言ではない、グリップテープ。
「ラケットやガットにこだわりがある!」という方は多くいらっしゃると感じますが、一方のグリップ選びは疎か… という方も以外に多いのではないでしょうか??
勿論、ラケットやガットの性能も重要ではあるんですが、自分自身の手とラケットを繋ぐ唯一のグリップ部に注目することはより重要と考えます。プロをはじめとする上級者になればなるほどグリップテープにこだわりを持っている方が多くいます。(お金もかかることなので私たちアマチュアには真似できませんが、プロ選手は試合毎、セット毎にグリップを巻き替えています。)
私の経験上、自分に合うグリップテープを使用するとハイパフォーマンスを発揮できることが多く、大切な試合ほど巻き替えたばかりの新品で臨むことが多くあるほど重要視していました。
本記事ではグリップに関する大枠の種類を紹介して参りますので、まずグリップテープに関する理解を深めていただければ幸いです。
1.リプレイスメントグリップの種類
2.オーバーグリップの種類
3.グリップカスタマイズ
1.リプレイスメントグリップの種類
リプレイスメントグリップとは購入した時点で既に巻かれている、固めのグリップのことを指します。「元グリップ」と通称言われてます。(以下「元グリップ」)基本的に元グリップでプレーをすることはあまり多くありませんので、この後に紹介するオーバーグリップのように定期的に巻き替えることはそう多くないです。ただ、長く使うことによって経年劣化や形の変化は避けようがありません。1~2年に一度は交換することを推奨します!
- シンセティックグリップ
- レザーグリップ
上記の違いがわからない方はこちらの記事を見てください(^∇^)↓↓↓
2.オーバーグリップの種類
オーバーグリップは元グリップの上に巻く薄いグリップのことで、種類が非常に豊富です。種類によって性能が異なりますので、季節(夏と冬)や個々人の発汗量によって変えてみるのも良いと思います。巻き替える頻度としては元グリップよりも圧倒的に多くなりますが、一概に何日に一度のような表現は難しいです。なぜなら、プレーの頻度や保管状況、グリップの種類によって個体差や個人差が出てきてしまうためです。ただ、オーバグリップの表面が削れてきた、元の色が大分変わってきた、握ると滑ってしまう。こんな状況ではプレーに支障が出始めるので巻き替えのサインと私は思います。ほとんどのメーカーさんでグリップを販売してるため、非常に多くの種類がありますが以下の分類に分けられます。
- ウェットタイプ(質感)
- ドライタイプ(質感)
- 第三のタイプ(質感)
- 無地加工(表面加工)
- 穴あきタイプ(表面加工)
- 凸凹タイプ(表面加工)
1本から30本(まとめ売りタイプ)と様々です。ご自身に合うものを選ぶ際は小売りのものを、合うものが見つかった方は1本あたりが安く抑えられるまとめ売りタイプがいいかもですね。
オーバーグリップの種類の詳細についてはこちらの記事にまとめています!↓↓↓
3.グリップカスタマイズ
- オーバーグリップの巻き方のカスタマイズ
一番簡単で手軽にできるカスタマイズが巻き方です。
左巻き、右巻き、重ねる厚さ…
※厳密には左巻き、右巻きの言い方はしないかもしれません(汗)ここでは便宜上、定義付けさせて下さい。左巻きはラケットを持ったときに左上向きで巻かれている状態、右巻きをはラケットを持ったときに右上向きで巻かれている状態です。(男性のネクタイでレジメンタルタイというデザインがありますよね。右上がりが英国式、右下がりが米国式みたいな所でしょうか(笑) )
右利きの方であれば左巻き、左利きの方であれば右巻きがスタンダードになりますね。試していただくとわかるように、手のひらでグリップをくるくる回転させる感覚が変わると思います。
ほぼ全部のラケットは元グリップから左巻きになっているので、左利きの方は逆向きに替えてもらうのもアリかもしれません。
また、グリップテープを巻くときに少し重ねる部分を作ると思いますが、(5ミリほど重ねるのが通常です。)好みに応じてその厚さを変えてみてください。凸凹の調整というよりかグリップを握ったときの太さが違う印象を持つと思います。メーカーによって同じグリップサイズでも異なることが多いので、自分に合うグリップサイズに微調整はここで可能です。
- 元グリップの上に滑り止め加工のものをカスタマイズ
上記の凸凹オーバーグリップを使わずしても、グリップに突起があるので滑りにくさを実現します。ただ、グリップサイズが大きくなってしまう欠点があるので試したい方は普段のグリップサイズよりも小さいもので試されることを推奨します。
- グリップエンドのカスタマイズ
こちらもグリップエンド部分を太くするカスタマイズなのでスイングの際にスポッと抜けてしまうことを防いでくれます。上の写真のように専用の商品を使っても、下の写真のようにテーピングでカスタマイズされてもいいと思います(^ー^)
グリップエンドが太いことで手のひらの下側や小指部分に引っ掛かり(ストッパー)ができ、安心して脱力したスイングを実現してくれます。特にサーブにおいては脱力したスイングから各関節の切り返しが重要になるので試してみてもいいかもしれません。(鈴木貴男プロがこのカスタマイズです!)
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